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メンター/メンティー [Teaching]

 久しぶりの更新です。。。

 ・・・というこの現状にあらわれているように、実に、めまぐるしい毎日を送っています。めまぐるしい、というか、あわただしい、というか、ぴたりとくる言葉がどうも思いつかない・・・のですが、兎にも角にも、目の前のことの処理に手一杯の、崖っぷちな毎日です。

 (教育の現場とは、こういうもんなんじゃろーか。)

 (・・・ほいでも、わたしは、その教育の現場に数年来身を置くもの。)

 (いや、でもでも、この職場は赴任したばかりじゃし、わからんことだらけじゃし、つまづきっぱなしじゃし。じゃし、じゃし。)

 (そうか、なにやってもうまくいかんのも、そりゃー無理ないわ。)

 (ほーよね。・・・でも、開き直るってのも、どうなんじゃろ。)

 ・・・そんな自問自答の毎日。ふと、思いました。

 いまこそ、わたしにメンターが必要なときだ。

= = = = =
 ビジネスの世界で、最も広く実践されている(らしい)、メンター制度。新入社員に、先輩社員があてがわれ、もろもろのケア、指導などを行う、というもの。<メンター:先輩社員、メンティー:新入社員>

 聞いたところでは、元々は、ブルックリンの不良少年たちを矯正しようとした団体の始めた取り組みの形。団体が、不良少年の「先輩(昔不良少年だった)」を「雇い」、現不良少年が更正に向かうよう、あの手この手で頑張ってもらうこと。団体は、2人が話し合いの場を持てるよう、映画のチケットを渡したり、必要そうなら知識を与えたりする。<メンター:元不良少年、メンティー:現不良少年>

 ここで、重要なこと。

 1) メンターは、メンティーの立場を経験済み(もしくは非常に近い経験を持つ)。
 2) メンターは、団体(会社など)に指揮されている。決して個人の感情的な行動ではない。
 3) メンターは、自身の動きもチェックされている。
 4) メンターは、しかるべき報酬を受け取っている。
 5) メンティーは、メンターと親しく話せる距離にいられる。

 ほかにもありそうだが、このくらいで。

 つまり、これは、組織ぐるみの人間育成計画である、ということ。決して、個人の「親切心」や「義理人情」に頼るものではない。従って、それなりの「結果」が出るよう、その「組織」はきちんとがんばらないといけない。「組織」に雇われたものも、責務を真っ当しないといけない。メンティーも、「きちんと育ててもらえる」という権利を持ち、それと同時に「育たないといけない」という目標も生まれる。

 で、これが、どうして、今のわたしに必要なのか、だ。

 わたしは、基本的に日常の仕事をひとりで担当している。だから、日常的に、誰かに相談したり、協力したり、それを仰いだり、という渦の中にはいない。これまで蓄えてきた知識や経験などを総動員して、作業をしている。しかし、うまくいかないことだらけ。うまくいかない、ということに気が付くのは、いつも失敗してから。失敗するまえに「それは危険」と言ってくれる人はいない。

 もちろん同僚はいるわけで、困ったとき、相談することはできる。みんな親切。距離的にも、非常に近くにいる。

 しかし、そこは人間。お互い忙しい。こっちも後回しになる。あっちもなんとなくスルーしたりする。それは、罪ではない。だって、仕方がないもの。忙しいんだから。

 つまり、「+α」の作業になってしまうと、優先順位が低くなる。

 こっちも、気が向いたときに、近くにいた人に質問したり、愚痴をこぼしてみたりする。ときには、質問するべき人が誰かすら分からないときもある。同じ人に同じことを言ってしまったりもする。あっちも、そのときの気分で答えたりする。つじつまがあわなかったりする。

 つまり、人と人との関係や作業スケジュールが、きちんと管理されていないと、うまく機能しない。

 なにより、遠慮してしまう。特に、お互い、ある程度の「プロ」なわけで、それぞれの道徳観とか哲学とかを知らなければ、づけづけ聞いたり、言ったりしにくいもの。

= = = = =
 あぁー、書いて頭を整理するつもりだったのに、ますます混乱してくる。

 わたしは、放っておいて育つものではない。誰かに育ててほしい。誰かに構ってほしい。きちんと。その道がわかる、然るべき人に。でも、そんな人に出会うために、自分で努力する体力も時間もコネクションもない。いつか出会えるようただ祈っていられるほど、現実はのどかではない。

 ひとりじゃ、絶対無理。
 自問自答も、限界。
 誰かに、助けてほしい。

 「大丈夫」と自分で分かっていても、それを、人から言われると、その「大丈夫」は100倍頼もしくなる。「よかったね」と自分で言うより、人から言われたほうが、100倍嬉しい。

 「自問自答システム」も、いつか実を結ぶときが来るだろう。でも、団体は、人材を育成することに力を入れないと、給料の無駄払いだ。なにより、「自問自答」している本人が、実を結ぶ前に、潰れてしまう。精神的に、相当強くないと、「自問自答」なんてやっていられない。

 そうそう。わたしも、そろそろ、潰れてしまうーーー。


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