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その言語で考えるということ [Writing]

 L2のライティングの授業で、よく先生が言うこと、させること。「○○語(学習言語)で考えなさい」「○○語(学習言語)でメモを書きなさい」。これは、どうしてそうなのか、先生はどれほどわかっているのだろうか。

 わたしも、以前、こんなことを言っていた時期があった。その言語で活動すること、それ自体が、学習になると思っていた。つまり、その言語を使う時間がそれだけ多いわけであり、それが学習になると思っていた。

 今は、わかる。大きな間違い。まさに、教師の、そして、母語話者のエゴ。

 ライティングのクラスなのだから、ライティングを完成すること、また、完成させるまでのライティングの作業周辺のことに、注目すべきである。その言語を使う時間を少しでも長く・・・、とは、なんとターゲットの絞られていない、説明になっていない信念か。書き手に苦労も何も丸投げしていると言っても過言ではない。

 学習言語で考えたりメモをとったりすること自体を責めているのではない。そのことは、今でも、大切なことだと思う。ただし、それは、そうすることで、まさに今書いているものがよくなる、というものではなく、その書き手自身が、「その言語における書き手」としての成長につながる、のだ。

 どういうことかというと・・・

 少し前のこと。


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