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RubiStarでつくるRubric [Teaching]

 RubiStarというwebsiteがある。大変便利で、頻繁に活用している。

 今では、そんなことも書けるけれども、恥ずかしながら、数年前まで、わたしは"Rubric"という概念はおろか、言葉さえ知らなかった。わたしの生息していたところでは、それが話に出ることはなかった。今では、どうなんだろう?

 Rubricは、大変便利で、どういうところが便利なのかというと:

1 透明性(transparency)がある
 生徒にも一目で分かる、評価基準。自分の、なにがよくて、なにが足りなかったのか、一目瞭然。これは、採点するほう(教師)にも重要なこと。採点しているうちに、基準がぶれてくるのを防いでくれる。

2 単純
 Rubricをつくること自体は、ひとつの仕事になってしまうけれども、いざ採点するときになると、大変、楽。ちゃっちゃとチェックしていって、合計すればいいだけ。複数名の教員で採点をして、その平均をとる、といったことも、簡単にできる。生徒でも(たとえおちびでも)簡単に自己採点ができる。

3 客観的
 2で「自己採点ができる」と書いたが、その自己採点のときに重要なのは、どれほど自分の作業を客観的にみられるか、だ。Rubricなら、各セルに書かれている説明を読むことで、生徒たちは、作業の途中でも、自分がきちんと基準に沿っているか、要求を満たしているか、について客観的にチェックできる。そして、方向修正、editingなどを行うことができる。
 さらに言うと、プロジェクト、作業、課題の導入・紹介の段階で提示すれば、教師が生徒たちになにを求めているのか、はっきりと共有することができる。彼らは、ゴールに向かって、計画的に進むことができる。

4 視覚的
 Rubricを眺めることで、「なーんとなく右(よい得点側)に寄ってるな」「ひとつだけ飛び抜けて左寄りだ」などに気がつくことができる。例えば、クラス全体のRubricをぱらぱら、と眺めて、あるひとつの項目について、多くの生徒がどちらかに偏っている傾向があったとする。それは、自分の指導へのフィードバックとなる。説明が足りなかったのではないか?事前のタスクが不十分だったのではないか?または、このレベルには、この要求は簡単すぎたのではないか?など、振り返る材料になる。

 そんなこんなで、今もRubiStarをつかったRubric作りに励んでいる。前の投稿で書いた、Portfolioで、必要なのだ。

 学期の途中で、わたしは、生徒ひとりひとりと、conference、つまり面談のようなものをするつもりだ。そのときに、一緒にRubricを眺めて、「ねえ、どう思う?」などと、話をするのだ。

 RubiStarについてはもちろん、Rubricそのもののことでも、アイデア、コメントあったら、お願いします。
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